肛門科に行こう!

割と露骨に書いてるし、そういうのが苦手な人はごめんなさい。

数日前から肛門付近(内側でなく外側)が痛みだし、そのうち歩くだけでも辛くなってきてしまった。鏡で患部を見るというセルフ罰ゲームを自らに課すと、膿のように見えるものが出来ている。場所が場所なだけに少し怖くなり、痛みも酷くなってきたので病院へ行くことにした。人生初の肛門科である。


診察室に通されると早速、壁の方を向いてベッドに横になって下着を下ろして下さいと言われた。まあ触診くらいは予想していたので躊躇いもなく従う。

患部を触られ(痛かった)、よし終わりかと思うと「じゃあちょっと金属入れますからね、冷たいけど我慢してくださいねー」と言われる。え、なに 金属って、と思い医師の手元をちらと見ると、銀色の円錐のようなものがあるではないか。

やばい、しぬ。

異物挿入プレイ(それもこっち側!)未経験を今日ほど後悔したことはなかった。金属の全体像は見えなかったが、何となく入れるには大きいような気がして冷や汗が出る。ふえぇ、そんなの入らないよぉ!!とか脳内茶番をする余裕すらなかった。ひたすら恐い。

無論私の恐怖などお構いなしに、ゼリー塗りますねと言われ準備は着々と進む。準備と言っても3秒くらいで終わり、そして「力抜いてくださいねー口で息吸って吐いてくださーい」と言われ、謎金属が入ってきて、悠久の時を私の体内で過ごしたのち、出ていった。入れられて察するに、穴を拡張して中を診やすくするための器具だったようだ。

恐れていた痛みは金属が抜けるときにあったくらいで、それよりも異物感と圧迫感と異物が存外すんなり入ってきたという衝撃が凄かった。すんなりだったのは、ゼリーと専用の器具と匠の技のお陰だし、金輪際何かを入れようなんて気持ちにはなっていない。


で、診断結果は血栓性外痔核。
http://daichoukoumon.com/kessenseigaizikaku.html

血豆がお尻にできちゃいました!と言ったところだろうか。私が見たのは膿ではなく血栓だったようだ。放っておけば治るとのことだったのでひと安心。
帰ってきて色々調べてみると、主な原因は「下痢」「便秘」「冷え」「飲酒」とのこと。あるいは排便時のいきみ過ぎ。残念ながら全てに心当たりがある。一応飲酒は最近減ってきているのでそれが主な原因ではないはず、と思っておく。

とりあえず今回学んだのは、
・しゃがむ、起き上がる等体勢の変化が生じるときは肛門にも力が入っている(何をするにも痛かった)。肛門は偉大。
・あそこはモノを突っ込むところじゃない(当分R18のBLが読めそうもない)。
・不安になったらすぐ医者にかかれ。原因がわかっただけで随分楽になる。
・出ないからっていきみすぎよくない。
といったところか。

すっかり安心したからか、帰ってくると痛みが随分引いてきており今ではほとんど気にならない。さて、処方された座薬朝晩一週間分計14個をどうしてくれよう。